最近仕事で在宅勤務が増え、その影響もあってデータの同期を頻繁に行うようになりました。というのも、デスクトップPCの場合家と会社のPCで同じ環境を維持する必要があり、もし家で行っていた作業が会社のPCで同期されていなくて再開できなかったら、かなりの機会損失となります。
今回AOMEI様より「AOMEI Backupper」をご提供いただき、非常に優れたソフトであると感じましたのでレビューをしたいと思います。
AOMEIとは?
私も存じ上げない会社様でしたので、AOMEI様を少しご紹介したいと思います。

AOMEI社は一言で表すと「データ保険会社」です。中国(香港)に拠点を持ち、個人ユーザーのみならず大学、IT組織、LenovoやMcDonald’sなど有名企業のデータも取り扱っているそうです。

日本企業のPanasonicのデータも管理している、すごい会社さんなんですね。

最近は個人情報の漏洩が社会問題になっていますが、データはお金よりも重いものだと考えています。データを失えば大きな損害になりますし、そんなリスクからツールを提供することによって守ってくれるのがAOMEI社の使命なのかなと伝わってきました。
AOMEI BackupperをBoot Camp環境で試す
今回ご依頼をいただいたソフトは、AOMEI様の看板製品である「AOMEI Backupper」です。実は根っからのApple信者なので、WindowsはMacのBoot Camp環境でしか使っていません。
というわけで今回は、Boot Camp環境下でもしっかりソフトが機能するのか、そしてどう便利だったかをご紹介できればと思います。
AOMEI Backupperでできること
この「AOMEI Backupper」でできることは以下です。
- ファイルバックアップ(フォルダやデータ自体をバックアップ)
- ディスクバックアップ(ディスク全体のバックアップ)
- システムバックアップ(OSやWindowsブートに関するパーティションやファイルのバックアップ)
- パーティションバックアップ(ディスク内のパーティションのバックアップ)
ちなみに上記の機能のうち、BootCamp環境で使用できたのは「ファイルバックアップ」のみでした。Macの中にWindowsを起動している特殊環境下ではありますので、しっかり全機能を活用したいならWindows機を使用しましょう(開発中だと思いますがMac版を出していただきたいです)。
バックアップソフトということで、いわゆるMacの「Timemachine」のような復元機能も備えています。
- ディスククローン(OSを含めるディスク全体をクローンして、古いディスクまたは壊れたディスクを直接交換することができます。)
- システムクローン(Windowsブートに必要なもの、システムドライブにインストールされたプログラム、保存されたファイル、またはダイナミックディスクのシステムボリュームをクローンできます。)
- パーティションクローン(データ移行のために特定のパーティションまたはダイナミックディスクのボリュームをクローンできます。)
また、今回特に注目してご紹介したいのが以下の機能です。
- ベーシック同期(ソースディレクトリからターゲットディレクトリにファイルを同期して、データ保護のために正確なコピーを作成します。)
- リアルタイム同期(ファイルをリアルタイムで監視し、変更が発生すると、新しく追加、修正、削除されたファイルをソースパスからターゲットパスへ同期します。)
- ミラー同期(ターゲットディレクトリは常にソースディレクトリと同じファイルを保持します。ソースディレクトリと一致していないファイルは削除されます。)
- 双方向同期(一方でファイルを変更すると、もう一方のディレクトリで同期を取ります。ソースパスとターゲットパスが常に同じファイルを保持します。)
ファイルとフォルダの同期は例えばOnedriveやGoogle Driveであれば当たり前のようにできますが、OnedriveはMicrosoftアカウントが必要ですしやはりバックアップデータは物理メモリーに保存したいという方にはAOMEI Backupperが非常に役立つのではないかと考えています。
AOMEI Backupperで外部ストレージに同期する
では早速、AOMEI Backupperで外部ストレージにPC内のデータを同期してみましょう。

まずは起動してみます。ホームは「新規バックアップ」と「新規同期」という表示がありますが、バックアップや同期のタスクが作成されている場合はこのホーム画面に一覧で表示されます。
今回は同期機能を試したいので、「新規同期」をクリックします。

すると先ほどご紹介した4つの同期機能が並んでいますね。この各同期機能は、それぞれ以下のようなニーズにマッチします。
ベーシック同期・・・フォルダ内のすべてのファイルではなく、更新されたデータのみをバックアップ対象にしたい場合。
リアルタイム同期・・・ファイルを保存したらその都度バックアップされてほしい場合。
ミラー同期・・・ベーシック同期とは違い、ディレクトリ内のファイルを丸ごと同期したい場合。
双方向同期・・・同期先のストレージ上でも作業を行う場合。
今回はベーシック同期を試してみます。

今回は「aomei」というディレクトリをPC側と外部ストレージに用意してみました。


完了すると、ホームに「ベーシック同期」という項目が表示されました。ここで同期を作成しておくとバックアップ先にも同様のファイルがコピーされていました。

手動で同期をしたい場合は、「▶」を押すと同期できます。
同期スケジュールを設定する
そして、手動同期以外にも「スケジュール」の設定を行うことであらゆるタイミングで同期を実行してくれるようになります。

「スケジュール」を押すとスケジュールオプションが表示されるのですが、日付や時間を設定してそのタイミングで同期を実行してくれます。

実は日時指定以外にも「USB挿入」という項目があり、こちらを設定するとUSBメモリを刺した瞬間に同期が実行されます。
外部ストレージを常に刺して使用するわけではないので、1日の作業の終わりにUSBを刺して同期を取ると楽そうですね。

そのほかにも「イベントトリガー」という設定もあり、こちらを設定するとPCにサインインしたときに同期を開始してくれたり、シャットダウンのタイミングで同期を行ってくれるようになります。
デスクトップPCで外部ストレージを刺しっぱなしの方は、こちらの設定のほうが楽に同期ができるのではないでしょうか。

ちなみにベーシック同期は無料の「AOMEI Backupper Standard」でも使用することができますが、便利なUSB挿入バックアップやイベントトリガーバックアップはプロ版でしか使用できません。
正常に同期できているか確認する場合
もしかしたら同期に失敗している可能性もあるので、それを確認するためにログもしっかり見られるようになっています。

Standard版とProfessional版の違い
Standard版とProfessional版の違いは、同期機能においては以下の違いがあります。

Professional版は税込みで6,028円です。ミラー同期、リアルタイム同期、双方向同期はProfessional版のみ使用でき、USB挿入バックアップやイベントトリガーバックアップもProfessional版でしか使用できません。
逆に言うと通常の同期機能は使用できるので、まずはStandardで試してみてより細かな設定も試してみたい場合はProfessional版を購入されるといいかなと思います。90日間の返金保証もあり、かなり自信を持っていることが伝わります。
その他の詳しい機能差は、下記のページよりご確認ください。
AOMEI Backupperは柔軟性と機能性に富んだバックアップソフト
今回はMacのBootCamp環境下にあるWindowsで実行したためしっかりとしたバックアップの検証は行えていないのですが、同期機能のみ試してみてその手軽さと機能の豊富さが魅力的に感じました。
数あるバックアップソフトの中でもUSBを刺して同期を実行したり起動をトリガーとして同期を実行するソフトは見たことがありませんし、同期の中でもリアルタイムに同期を行うのか、差分のみ同期を行うのかも設定できるので非常に柔軟性の高いソフトであると感じています。
MacのT2チップのセキュリティもあり「EaseUS」が業界唯一のMacでバックアップ管理できるソフトとなっていますが、Windowsを使用されている方にはぜひこの「AOMEI Backupper」を体験いただきたいと考えています。
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