【レビュー】EaseUS Data Recovery Wizard|写真好きなWeb制作者にピッタリなデータ復元ソフト!

突然ですが、皆さんは大切なデータをうっかり消してしまったことはありますか?
私は写真は「Google Photo」、Macの中のデータは外部HDDで「Time Machine」を使用して多重バックアップを取るようにしています。また、プログラムなどソースコードは「Git」で管理するなど、仕事柄データの管理に非常に気を遣っています。
ただし、まだバックアップを取っていないデータ、例えば写真撮影をしてすぐにPCでRAW現像したいといった時に、連射で撮影したデータのいらないデータと一緒にベストショットのデータまで消してしまうことがたまにありました。
時間をかけて撮影したデータをうっかり削除してしまった場合、これまで泣き寝入りするしかありませんでした。そんな時に役立つ復元ソフト、「EaseUS Data Recovery Wizard」をご紹介したいと思います。なお、自由に書いていただいて構わないということでしたので、タイアップといえど私はやらせなしの正直なレビューを書きますね。
なお、インストール方法は簡単なので今回は割愛します。
EaseUS Data Recovery Wizardとは?
まず、EaseUS Data Recovery Wizardがどのようなソフトなのかをご説明します。EaseUS Data Recovery Wizardは、消してしまったデータを簡単に復元するソフトです。Mac向けとWindows向けが用意されており、大半の方がお使いいただけると思います。


数々の賞を受賞している
まず、第3者の視点からみて信頼できるソフトなのかを判断する指標として何らかの受賞があると安心ですよね。サイトのトップページを見ていただくと分かりますが、EaseUS Data Recovery Wizardは以下のような受賞歴があります。
- 2018年8月:第30回Vectorプロレジ大賞の特別賞
- 2017年9月:第28回Vectorプロレジ大賞のバックアップ&復元部門賞
- 2015年8月:第24回Vectorプロレジ大賞のバックアップ&復元部門賞
ちなみにProfessional版は第33回でも受賞していました。


VectorといえばESETといった有名なセキュリティソフトのダウンロード販売も行っている、JASDAQ上場企業です。国内の主要なソフト販売会社からのお墨付きがあり、これは期待できますね。
有限会社イーザスソフトウェアが開発している
EaseUS Data Recovery Wizardの開発元は、有限会社イーザスソフトウェアという中国四川省に本社を置く企業です。今年で15周年目ということで、フジテレビの人気長寿番組「ネプリーグ」と同じですね。
私も知っているYoutuberの方も紹介している
私は毎日見ない日はないぐらいYoutubeのヘビーユーザーなのですが、なんとすでにサトーカメラさんやたけひとさんなど、私もよく見ているYoutuberさんもEaseUS Data Recovery Wizardを紹介していました!
復元できるファイル形式の種類が多い
まず、写真や動画などカメラが趣味の方にとって主要なファイル形式をほとんどカバーしています。また、Web制作者おなじみのHTMLファイルや、音楽ファイルまでを復元可能です。


復元できるデバイスの種類も多い
PCから削除してしまったデータはもちろんのこと、カメラやMP3プレイヤーから削除してしまったデータの復旧にも対応しています。気軽にバックアップがとれないドライブレコーダーの録画データや、取材で録音するためのICレコーダーなんかにも良さそうですね。


無料版と有料版の差が少ない
無料版は機能を大きく制限されるのでは、と考えていたのですが、復元機能事態は無料版も有料版と同等で、復元可能なデータ量の制限があるかないかが大きな違いになりそうです。
なお、有料版は8,900円です。


実際に復元を検証してみましょう
まず、せっかくですので写真家、デザイナー、Web制作者がよく使いそうなファイル形式を復元させてみましょう。
今回用意するファイルは以下です。
ファイル形式 | ファイルの解説 |
AI | Adobe Illustratorのファイル |
PSD | Adobe Photoshopのファイル |
afdesign | Affinity Designerのファイル |
DOCX | Microsoft Wordのファイル |
PHP | ソースコードが書かれたPHPファイル |
PDFファイル | |
JPEG | 写真などのJPEGファイル |
MP4 | 動画などのMP4ファイル |
DNG | 写真のRAWファイル |
なお、私の環境は以下のような構成です。
機種 | MacBook Pro (15-inch, 2017) |
プロセッサ | 2.9 GHz クアッドコアIntel Core i7 |
メモリ | 16 GB 2133 MHz LPDDR3 |
グラフィックス | Radeon Pro 560 4 GB Intel HD Graphics 630 1536 MB |
OS | macOS Catalina ver.10.15.4(19E287) |
まずはデータを消しましょう
今回検証のために用意したファイルをSDカードに移動させます。「復元用データ」という名前でフォルダを作りました。




ちなみに入念にゴミ箱削除も行いましたので、これで復元ソフト無しで復旧することはできません。
EaseUS Data Recovery Wizardを立ち上げます
さて、早速復元作業に入りましょう。今回はPro版をご提供いただきましたので、Pro版で試しています。
先程のSDカードを復元したいので、SDカードを選択して「スキャン」を押します。


あとはひたすら待ちます
スキャンした直後、なんと先程削除したてほやほやの「復元用データ」のフォルダが復活しているではありませんか!ただしスキャンに1時間25分ほどかかるみたいなので、しばし待ちます。


5分ぐらいたつと、クイックスキャンからディープスキャンに切り替わりました。


あれっ、残り時間が全然減らない?と思っていましたが、ちゃんとローディングバーは進んでいるみたいです。128GBのSDカードで試しているので、もしかしたら時間がかかるのかもしれませんね。また、複数のファイル形式を混在させていることも要因かもしれません。


30分ほどでスキャン完了
1時間以上かかるかと思いましたが、30分以内で完了しました。ここからは、先程削除した「復元用データ」を復元していきます。


復元用データにチェックをいれて、「今すぐ復元」を押します。


復元データを保存する先が選べるようですね。僕はデスクトップに保存してみます。


復元は5秒で完了
「保存」を押した後、なんと5秒でリカバリーが完了しました。速いですね。


では、実際にリカバリーされたファイルを開いて結果をご報告します。


ファイル形式 | リカバリー結果 |
AI | ○ |
PSD | ○ |
afdesign | ○ |
DOCX | ○ |
PHP | ○ |
○ | |
JPEG | ○ |
MP4 | ○ |
DNG | ○ |
結果は全ファイル正常に復元できていますね。
ワードファイルやPDFなど、事務処理で使いそうなファイルも復元できていました。
びっくりしたのですが、本ブログでも紹介しているAffinity Designerのファイルも正常に復元されていました!!公式サイトでは記載がなかったのですが、HTMLファイルだけでなくPHPファイルも復元できました。



これは特に私のような写真好きなWeb制作者にもおすすめできると確信しました!
スキャン済みのデータは後から復元することも可能
スキャン時間が結構かかる印象で、同じ作業を何度もしたくないですよね。たまたまソフトを終了させようとしていたのですが、その時下記のようなアラートが表示されました。


なんと一度スキャンしたデータは保存さえすれば後から何度でも復元できるようです!一度復元すればそれでいいという方が多いと思いますが、例えば応用すればデザインデータのバージョン管理なんかに使えるのではないでしょうか?
ずばりいいところ悪いところ
一通りリカバリー作業を終えましたので、いいところ悪いところをご紹介します。
もう少し重箱の隅をつついたようなレビューをしようと思っていたのですが、実際に使用してみて簡単にデータ復旧ができてしまって、なおかつ使いやすかったのでいいところが目立つ結果となりました。
ダウンロードしてぜひ使ってみてください
さて、私が試したのはPro版でしたが、2GBまででしたら無料で使用できます。まずは無料でお試ししていただき、よかったらぜひPro版を使ってみてくださいね!
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