世はBluetoothスピーカー戦国時代です。格安Bluetoothスピーカーで有名な「ANKER SOUNDCORE」シリーズ、ハイレゾ再生に対応したBluetoothスピーカー「SONY SRS-HG1」など、各社がこぞってスピーカーを出しています。そんな中でも音質、利便性、デザイン、コストパフォーマンスに優れたBluetoothスピーカー「CREATIVE MUVO2」をご紹介します!
CREATIVEとは?
CREATIVEとは、シンガポールに本社を置くPCエンターテイメント製品におけるリーディングカンパニーです。もしかしたらあまり馴染みのない、聞きなれない会社かもしれませんが、オーディオ界隈では結構有名だったりします。
特にOEM(FOSTEX社)ヘッドホンである「AURVANA LIVE!」は、5000円ほどの比較的リーズナブルな価格設定であるにも関わらず、3万円台の高級ヘッドホンに引けをとらない傑作ヘッドホンとして語り継がれています。僕も愛用していましたが、バイオセルロース振動板の温かみがありつつ、どこまでも伸びるような透明感のある高音は、上品で聴き疲れしにくい素晴らしいものでした。
MUVO2の想定される用途

この製品は、以下のような方にマッチするかなと思います。
- スマホやタブレットで、ケーブルを繋がずともスピーカーで音楽を聴きたい
- PCでUSB出力で音楽を聴きたい
- スマホもPCも使わず、スピーカー本体だけで音楽を聴きたい
- 雨を気にせず野外で使いたい
- アイドルの劇場公演鑑賞会をカラオケボックスでやる時に使いたい
僕は一番下の用途で購入しました(笑)
今までカラオケボックスで鑑賞会を行う場合、PCのスピーカーにマイクを近づけて音を出していたので少し心もとなかったです。かといって自前ででかいスピーカーを持ち出すのも面倒、、、そんな時にこのスピーカーに出会いました。
MUVO2のずばりいいところ
音がいい
まず、このスピーカーは音質がなかなかいいです。
この動画を見て音を聴き比べていただけると分かるように、音のヌケがものすごくいいです。いわゆる音のこもりがなく、金属音やバイオリンの音、女性ボーカルもなかなかいい感じに再現してくれます。また、パッシブラジエータ(ウーファみたいなものですが、音というより振動を増強させるようなもの)を搭載しているので、重低音もある程度感じ取ることができます。
このバランスが結構絶妙で、他社は低音を盛ったせいでこもりがちになっている音質を、MUVO2はこもらないように、しかし重低音の存在感を出すようにチューニングされている感じがします。
このスピーカーを購入したら、というより試聴機などで真っ先に聴いていただきたい曲が、Austin Mahoneの「Dirty work」です。
イントロを聴くだけで、このスピーカーの良さがわかると思います。音の張り出し方がとにかく元気。そして、彼の美声も惚れるほどよく再現してくれます。思わず「35億」と口ずさんでしまうようなノリノリな気分にさせてくれます。
あと音量についてなんですが、6畳だとiPhoneのボリューム「4」ぐらいでちょうどいいです。つまり、小さいながら化物みたいなかなりの大音量を鳴らすことができます。
持ち運び安さがいい
MUVO2は重さが340gと軽量です。どれぐらい軽量かと申しますと、PENTAXのコンデジ「MX-1」が363gです。つまり、コンデジを持っているような感覚で持ち運びができます。

屋外への持ち運びを頻繁に行う人はもちろんのこと、室内でも浴室やリビング、キッチンなど様々な場所で聞く用途に向いていますね。
ちなみに上記のような箱に入れられて来ます。
クリアなので、飾るのにもちょうど良さそうですし、大事に持ち運びたいときにはこのケースに入れてというのも良さそうです。
デザインがいい
見た目もかなりすっきりしていてかっこいいです。ロゴも主張しすぎない感じで溶け込んでいて、全体的な色もマットな感じで上品です。

ボタンの六角形もアクセントになっていて、なかなか押しやすいですね。他のスピーカーでは防水性を考慮してなのか、ボタンを独立させずマークだけで目立たせるような物が多い(SoundCoreもJBL FLIP4も)のですが、やっぱり独立したボタンはいいです。

様々な音楽入力方式を選べる
どれだけ入力に対応しているかと申しますと、
- Bluetooth(ver.4.2)
- AUX端子
- USB
- microSDメモリカード
この4つに対応しています。下の2つの機能はついていないスピーカーが多いのですが、PC周辺機器も製造しているCREATIVEの配慮が行き届いてます。
ちなみにUSB出力ですとPCソフト「Sound Blasterコントロールパネル」が使えるようになりまして、イコライザーやサラウンドといったように機能拡張が行えます。こういった機能も他のメーカーではなかなか見られないので、こだわりが見えます。macで外部DACを使っている人は「Audirvana」を使われている方もいらっしゃると思いますが、「Audirvana」で外部出力をした方が音はいいです。windowsなら「wasapi」や「ASIO」ですかね。
microSDメモリカードは、MP3やFLACといった規格に対応しています。AACには対応していないので少し残念ですが、それでもスピーカー単体で音楽を流すことができるのはいいですね。
防水なのでアウトドアにもいい
MUVO2は防水対応です。公式サイトによると
IP66相当の防水・防塵性能を備えており、水辺でのレジャーや浴室や洗面所、キッチンなどの水回り、雨の中などのアウドドアシーンや、砂や埃が気になる屋外キャンプなどでも安心してお使い頂けます。
ということで、水に浸さなければ大丈夫そうです。
10時間持つバッテリー
持ち運ぶのでバッテリーは長持ちしてほしいですが、10時間持つということで屋外でも使いやすいです。
また、USBで充電を行えるので、モバイルバッテリーを持っていたらより長く使えます。独自端子のスピーカーは比較的高音質で高めの電圧を必要とする製品に多いのですが(KENWOODやCampino audio製スピーカーなど)、USB端子の方が汎用性が高いのでいいですね。
お高いんでしょ?
値段は定価で7,280円(税抜)ですが、Amazonなどで6,400円(税込)ほどで売られています。
価格コムなどで最安値を確認してみると、お買い得に購入できますね。

これあったらいいのに的な機能
- BluetoothコーデックはSBCだけでなく、より高音質なApt-XやAACに対応して欲しい
- microSD再生時にAACも対応して欲しい
- microSD再生時にランダム再生できるようにして欲しい
- DACでハイレゾ再生、、、とか
いろいろ書きましたが、これの上位機種はいずれも対応しています(笑)
それ買えよ!と言いたくなりますが、このコンパクトさ、コストパフォーマンスを考えると、上記機能もあると敵なしな感じがします。
ぜひMUVO3で実装よろしくお願いしますm(_ _)m

というわけで、今最もおすすめしたいBluetoothスピーカー、「CREATIVE MUVO2」のご紹介でした\(^o^)/