今回WCAN WINTER2015に参加してきましたので、そのレポートを書いていきたいと思います!要点を絞って書いていきたいと思います。
長谷川恭久さん「あたかもプロのようにプロトタイプを活用する方法」

今回この長谷川さんのセッションでは、プロトタイプ、つまり仕事の大筋を把握するための模型をどのように作成していけばよいのかをお話されました。
大きなポイントは以下の4つのポイントでした。
- 必要であればいつでも作る。
- 作る目的を明確に
- 時間をかけない
- 作る道具を柔軟に変える。
デバイスは多様化している
昔はマウスとキーボードの操作さえ気にしていれば、比較的どのような操作がされるのか予測が付けやすかったです。しかし、今はスマートフォン、タブレットなど、ことなるデバイスで閲覧する機会が増えてきました。それに伴い、ただデザインカンプを作るだけではなく、工数がかかってでもプロトタイプを作ってビジュアルの一貫性を確かめる必要が出てきました。
プロトタイプは目的に応じて変えていく
プロトタイプを作成するためのソフトはたくさん存在していますが、実はオールインワンなソフトは存在していません。そこで、例えば見た目を優先したいのか、実装を優先したいのかで使うプロトタイピングツールを変えていきます。
例として以下のように使い分けます。
- 見た目 具体的な使用感や見た目の検証 スタイルガイド、デザインカンプ
- 実装 コストパフォーマンスの検証 CMS、Bootstrap、bootstrapstudioなど
- UIの動き AfterEffects
- 画面遷移、ローディング画面のアニメーション invision
- スピード共有重視 keynote
- 実機でのテスト principle
プロトタイピングツールは今まで使ったことがなく、デザインカンプからウェブサイトを作成していく手順でしたが、今後は今回紹介されたプロトタイピングツールを利用して様々なデバイスを想定したプロトタイプを作っていけたらと思います。
- Prott http://bit.ly/21W9GeJ
- Atomic http://bit.ly/1Rf4FKI
- Comp CC http://adobe.ly/1lUYh3n
- Pixate http://bit.ly/1Rf4RJX
- Waydo http://bit.ly/1lUYYEy
- D3.js http://bit.ly/1Rfi997
- Hype http://bit.ly/1Z4fUqD
- Principle http://bit.ly/1lV0fLK
- Flinto for Mac http://bit.ly/1lV0lD4
- InVision http://bit.ly/1lV0p5K
- After Effects http://adobe.ly/21Wcokq
- Project Comet http://adobe.ly/1QBHmsP
- Silver http://bit.ly/1NLqS0t
佐藤歩さん「HTML6 でも CSS4 でもない Web 技術のゆくえ」

佐藤歩さんは、今後のWeb業界の動向をお話されていました。
HTML6は当分来ない、CSS4はもう来ない
まず、HTML5.1が来年の何処かで勧告される予定だそうです。
また、CSSは今後Levelを持たないそうです。Levelとは、CSS1,CSS2、CSS3といった連番のことです。
こちらのページに日本語訳があります。
2016年1月12日からIE7~8がサポート対象外になる



8月7日にすでに発表されていたようです。Web製作者の頭を悩ませているIEですが、今後レガシーブラウザの対応を気にしなくても良くなれば、SVGやCSS3など積極的に使用して表現の幅が広がりそうですね。
さらに2017年4月11日からはIE9~10がサポート外になるそうです。
HTTPS Every where
僕はこのことに関して最も関心がわきました。このブログもhttpsですし。
ちなみにランキングシグナルに使用するということは以前ブログ記事にも取り上げました(https://taishon.nagoya/https)。12月17日、ついにgoogleがhttpsページが優先的にインデックスに登録されるようアルゴリズムの変更を行いましたね。



相変わらずこちらのブログはhttpsじゃないですね(笑)
ただ、httpsはお金もかかりますし、手間もかかります。さらに、http://から始まるコンテンツを駆逐しなければいけません。そこで、「Let’s encrypt(https://letsencrypt.org)」という無料でSSL証明書を発行できるサービスが始まったそうです。これで導入の費用の問題はクリアできますし、広がっていけば「HTTPS Every where」の実現に近づいていくのではないでしょうか。
具体的なスライドは佐藤歩さんのブログにも掲載されておりますので、そちらも御覧ください。



安田英久さん「10年後も(たぶん)Webとかの仕事で食っていける仕事の考え方」


対象は僕達のような若い人向けの話で、仕事にどう向き合っていけばいいのかのお話をされていました。まだ学生なので身近には感じませんでしたが、今後社会に出た時に重要になる考え方をお話されていました。
自分の立ち位置を把握する
まず、自分がどのタイプなのか理解することが重要であると学びました。自分がエージェント型なのか、コンサル型なのか、職人型なのか。それによってポジションや立ち位置が変わってきます。そのうえで、何を提供すればよいか、どんな価値を提供しているかを考えることの重要性を説いていました。
今回は1品290円の焼肉店と松阪牛を提供する料亭を例えにしていました。同じ肉(品質は別として)を提供しているのは変わりありませんが、提供している場所、おもてなしは両者で大きく異なってきます。
1冊10万円の本を100万部売る方法
この話は面白かったです。ちなみになんだと思いますか?
答えは、「10万円の本を買うと、20万円が入っている」でした。それは買いますよね(笑)ただ、これはあらゆるビジネスの根本的な考え方に即しています。たとえば、「10万円出していただければ20万円の売上を出します」と言われたら仕事を依頼したくなりませんか?
忘年会にて
久しぶりにお会いするWeb制作会社の方々や、他校の学生との交流など、楽しかったです。その中でも、毎年忘年会で行われているというビンゴ大会にも参加しました。
みんながロボットや醤油を当てていく中、自分はうまい棒でした。いただいたうまい棒をぽりぽり食べていたら、高木先生に「めんたいこ味持ってると毎年じゃんけん参加できるよ」と教えていただきました。ちょうど食べていたのがめんたいこ味で、袋を握りしめながらじゃんけんに参加しました。結果、、、
ディスプレイをいただくことができました!!!
海老で鯛を、いや、クジラを釣り上げた勢いでした(笑)大きなディスプレイは前から欲しかったので、今後の勉強に役立てていきたいと思います。
当日の様子はWCANのページ、トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン学科のブログに掲載されておりますので、ぜひチェックしてみてください!!ライトニングトークにクラスメイトの林田さんも登壇していたので、林田さんのブログもぜひチェックしてみてください♪