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SONY WF-1000XM4レビュー!AirPods Proを使用しているiPhoneユーザーでも満足できる力作

5.0
レビュー
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先日メルカリについての記事を書きましたが、実は「WF-1000XM3」を売却しました。というのも「WF-1000XM4」発売の噂が出ていて、その購入資金に充てたかったからです。

そして6月25日、満を持してSONYの完全ワイヤレスイヤホン、「WF-1000XM4」が発売されました。

今回はAirPods Proも併用しているiPhoneユーザーの僕でも満足できる機種に仕上がっていた「WF-1000XM4」について、魅力とちょっと惜しかった点も正直にレビューしていきたいと思います!

WF-1000XM4 | ヘッドホン | ソニー
ソニー ヘッドホン 公式ウェブサイト。ヘッドホンWF-1000XM4の商品ページです。

WF-1000XM4に求めていたこと

まず、そもそも前作の「WF-1000XM3」からなぜ買い換えようと感じていたのか、少しご紹介します。

装着感の向上

まず、装着感の向上がされているという点に期待して購入をしました。前作の「WF-1000XM3」は3点で支えることで装着感を向上させているという謳い文句につられて購入しましたが、はっきり言います。

30分で耳が痛くなります。

それだけでなく、筐体が比較的大型なので少しずつ耳から外れそうになるのもストレスでした。

その点AirPods Proは満点をあげたいぐらい良かったので、今回の「WF-1000XM4」は期待していました。

より向上したノイズキャンセリング、外音取り込み機能

次に期待していた部分は、より向上したノイズキャンセリング、外音取り込み機能です。

前作の「WF-1000XM3」は、この機能において完全にAirPods Proに負けている印象でした。

今は電車通勤をしていないので以前より優先度は低いものの、静かな環境で音楽を聴きたい、また、街なかに出る際は外音取り込み機能で安全に音楽を聴きたいと感じていました。

より向上した音質

ここまでのコメントでじゃあAirPods Proで十分ではないかと感じると思いますが、1点どうしてもWF-1000XM3が勝っていた部分があります。それが音質です。

はっきりいうと、AirPods Proとは天と地の差があるほど音質はWF-1000XM3が良かったです。

そもそもスマホではYoutube musicなどストリーミングサービスの圧縮音源を聴いているので、音源自体はそこまで高音質とは言えません。それをSONYは「DSEE」というアップコンバート技術で高音質にしているので、そこに優位性があります。

新作の「WF-1000XM4」は、AirPods Proの快適な使用感WF-1000XM3を超える音質を持ったかなり魅力的な機種なのではないかと、そんな期待を感じて買い替えにいたりました。

早速開封してみます

では早速、WF-1000XM4を開封していきます。

第一印象は、パッケージめちゃ小さい!でした。

WF-1000XM4の箱
WF-1000XM4の箱

今回からプラスチックではなく、紙を使用しエコな包装になっています。これはこれでいいですが、上の写真の右側のように領収書が貼り付けられていたマスキングテープを剥がしたらケース表面もめくれてしまったので結構もろいかもしれません。

WF-1000XM4の箱
WF-1000XM4の箱
WF-1000XM4の箱

開封するとお弁当のように三段構造になっていました。本当にプラスチックが使われておらず、びっくりしました。

WF-1000XM4を使っていて感じた魅力

では早速、WF-1000XM4を実際に使ってみて感じた魅力をご紹介します。

魅力1:ケースがかなり使いやすくなった

まず、ケースがかなり使いやすくなった点が挙げられます。

WF-1000XM4ケース

ケースが立った!

クララが立ったときぶりの興奮を覚えました。ケースが立ったぐらいで何言ってるの?と感じるかもしれませんが、実はAirPods ProのケースもWF-1000XM3のケースも底が丸い形状のため直立しませんでした

WF-1000XM4のケース
WF-1000XM4のケースを開封した様子
WF-1000XM4のケース

ケースが立つと蓋を開けるときに非常に開けやすくなるので、快適ですね。

それだけでなく、ケースのサイズも小さくなりました。41gという軽量で、高さで言えばAirPods Proのケースより若干低いぐらいです。

WF-1000XM4のケースとAirpods Proのケース
AirPods Proとの比較

これにより、今までAirPods Proのケースを入れていた小さめのケースにも収納できるようになりました。

WF-1000XM4のケース

充電ケースの小型化は、『WF-1000XM3』ユーザーから多く要望が上がっていたこともあり、かなり力を入れました。無駄な空間をいかに減らしてデバイスをレイアウトしていくかを早期からデザイナーも交えて検討し、無駄を徹底的に省いています。その結果、本体バッテリー+充電ケース内蔵バッテリー合計で最長24時間の音楽再生を維持し、新たにワイヤレス充電対応を追加したにも関わらず、約40%もの小型化に成功しています。

https://www.sony.jp/feature/products/210609/?s_pid=jp_/feature/_products/_210609_WF-1000XM4

まさにWF-1000XM3を使っていてケースのサイズは気になっていたので、この点を改善してくれたことはありがたいですね。

魅力2:外音取り込みの音がかなり自然になった

ノイズキャンセリング性能ももちろん前作のWF-1000XM4より上がっているのですが、それよりも外音取り込み機能(アンビエントモード)の精度がかなり上がっています

WF-1000XM3ではかなり電子的で明らかにマイクで拾っているという感じでしたが、WF-1000XM4ではAirPods Pro並にかなり自然な音で拾えていました

ただし、静かな場所では「サーーーッ」というホワイトノイズが乗るのが若干気になりました。ノイズキャンセリング時やOFFにしている時は感じなかったので、今後アップデートで改善されるとより良いですね。

なぜここまで自然になったかというと、高音域の音をより取り込むことでヌケ感を出しているということでした。

音楽を聴きながら、周囲の音も聞き取りやすくする外音取り込み機能を改善しました。『WF-1000XM4』は、ここまででお話ししたノイズキャンセリング性能向上によって遮音性が大きく高められているのですが、信号処理のアルゴリズムを改善し、特に高域をこれまで以上に取り込むことでヌケ感のある自然な聞こえ方になっています

https://www.sony.jp/feature/products/210609/?s_pid=jp_/feature/_products/_210609_WF-1000XM4

魅力3:音質は明らかに良くなった

期待していた部分で、前作からの改善が最も感じられたのが音質でした。

WF-1000XM3から磁石体積を拡大し、かつ、振動板の可動性を高めたハイコンプライアンスな振動板を採用した専用設計6mmドライバーユニットにより、低音域の再生能力が向上しました。

https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM4/feature_1.html

振動板の可動性を高めたということは、おそらく振動板自体を薄くすして強度の補完のためチタンコーティングなどで応答性能を上げるといったアプローチが取られますが、ドーム部とエッジ部の比率を見直すことで、より柔らかな、応答性に優れたものにしているそうです。

振動板だけではなく、以下のような点も音質に大きく寄与しています。

  1. DSEE Extremeで圧縮音源をハイレゾ級の音質にアップコンバート
  2. 完全ワイヤレスでLDACコーデックに対応(世界初)
  3. 統合プロセッサーV1でポータブル向けとして最高クラスのS/N比と低歪な特性を持つD/A変換回路およびヘッドホンアンプを搭載しているだけでなく、24bitのオーディオ信号処理を行うことで高音質を実現

音の傾向としては、SONY独特のドンシャリ(高音域と低音域を上げる)ではなく、比較的フラットで解像感がより上がった、かつ金属音や乾いた音の再現性が向上しているという印象です。よりモニターライクになったので、イコライザーでの音の変化がよりわかりやすくなりました。女性ボーカルもキレイに出ていますね。

ぜひYOASOBIの楽曲を聴いてみてください。

そういえば、音の傾向としてかつて振動板を極限まで薄くしてBA型並の高音再現を実現した、「OSTRY KC09」に似た傾向の音質に感じました。

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KC09はハイコストパフォーマンスなサウンドが好評を頂いたKC06・KC06Aの正統進化モデル。 デザインやドライバー設計を全て見直し、サウンド面を大幅に進化させつつ、MMCXによるリケー ブル可能なモデルとなりました。

ただしKC09は「10mmドライバー」でWF-1000XM4は「6mmドライバー」なので、正直同等の音再現ができていることはびっくりしました。

イコライザーで好きな音に調整することはもちろんのこと、イヤピースの装着状態を判定してくれる機能もついていますので、音がいまいちだった原因がイヤピースのサイズが合っていないだけだったというのも分かりますね。

WF-1000XM4のアプリ画面

魅力4:装着時のフィット感が向上した

WF-1000XM3で感じていた装着感の違和感が、WF-1000XM4ではかなり改善されていました

WF-1000XM4本体
WF-1000XM4本体

WF-1000XM3よりもイヤホン本体と耳の接触面を増やすような形状設計「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用しました。耳の複雑な凹凸にも干渉しにくい形状になっており、快適にご使用いただけます。さらに、独自開発のポリウレタンフォームの内側に笠構造を形成、発泡部と空間部の変形を最適化し、装着時の耳へのスムーズな付けやすさを実現しました。

https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM4/feature_3.html
WF-1000XM4本体

確かにカスタムイヤホンのような耳の形状に合わせた形状になっていますし、シリコンと違いイヤピースにポリウレタンフォームを採用することで耳穴への負担もかなり改善されていました。

魅力5:待望の風切り音対策

SONYに限らずノイズキャンセリング機は、風の音も拾うためかなり大きめの雑音が入ります。AirPods Proはほとんど風切り音が聴こえなかったのですごいと感じていたのですが、今回WF-1000XM4でも風切り音対策が効果的に効いていました

具体的には、風が吹いている時に外側のマイクを自動的にオフにすることで実現しているということです。

実際に岐阜でも比較的風が強い場所でも試してみましたが、「ヒューヒュー」という音は聴こえるもののWF-1000XM3の時のように「ボフッ」という耳障りな雑音はかなり抑えられていました

魅力6:ついに防滴対応

ついにWF-1000XM4からIPX4の防滴性能に対応しました。これはAirPods Proと同等です。IPX4は、あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がないという定義です。

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プールの中に入りながらつけるのはNGですが、プールサイドで水しぶきを浴びるぐらいなら大丈夫ぐらいの性能です。

WF-1000XM3の時は防滴性能がなく、ソニーストアの水没保証(3年間プレミアム保証)に入っていたので、今回はそんな心配もなく様々な場面で活用できそうです。

ただし条件があります。

* ケース除く本体のみ。本機の音導管(音出口の筒部)、通気孔、マイク穴(2か所)を除く

https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM4/feature_3.html

ケースは防水じゃないですし、マイク穴に水が入ったら駄目です。

ノイズキャンセリング対応ではありませんが、Noble AudioのFalcon2はIPX7の防水性能がついていたので、いかにすごいかが分かりますね。

魅力7:8台までのマルチペアリング

WF-1000XM4は、8台までのマルチペアリングに対応しています。8台の機器と同時接続できるというわけではなく、8台分まで登録ができるということです。

WH-1000XM4は2台まで同時接続できますが、実は同時接続はそんなに使わなかったです。

また、別の機器に接続し直したかったらその機器でBluetooth接続をすればいい(今まで接続していた機器との接続を切らなくてもいい)ので、実はそこまで不便ではありません。

残念だった点とその解消法

正直前作からかなり改善されていて、ここまで満足度の高いイヤホンは経験したことがないくらいです。

ただし、その中でも少し「僕にとっては」残念だった点もご紹介します。

残念だった点1:ウレタンフォームは耳垢がウエットの方には厳しい

世の中には、耳垢がドライの方とウエットな方がいます。これは遺伝子で生まれたときから決まっていて、日本人の場合70%〜80%は耳垢がドライ、つまり乾燥したタイプであると言われています。

いきなり耳垢の話をしましたが、実は今回新採用されたウレタンフォームは、耳垢がかなり付きやすいです。しかも付着すると取りづらくなります。

特に僕のように耳垢が少し湿っているウエットな方は、WF-1000XM4を耳から外したときにびっしりと耳垢が付着します。WF-1000XM3の時は付属していたシリコンイヤピースを省いたのは、多分開発担当者は耳垢がドライな方が多かったのでしょうか。

写真は載せられませんが、このイヤピースに耳垢がびっしりついているとテンションが下がりますよね。

WF-1000XM4本体

シリコン製の「final Eタイプ」に換装したら音もよくなりも耳垢の付着も抑えられました

そこで、耳垢がウエットな方はシリコン製のイヤピースに変えてみましょう。僕の場合、素性の良い音のイヤホンには「final Eタイプ」というイヤピースを使うようにしています。Pinnacle P1という有線イヤホンを5年ほど愛用しており、この「final Eタイプ」もそのPinnacle P1に使用しています。

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イヤーピース『TYPE E』はサイズごとに適切な縦横比、傘と軸部分とで異なる硬度のシリコンを採用することで耳道が無理に押されている感覚を軽減し、快適な装着感を実現しました。

シリコン製に変えれば耳垢の付着はしにくくなりますし、付着しても表面がサラサラしているのですぐに拭き取ることができます。

それだけでなく、音質にもかなりいい影響を与えてくれた印象でした。

例えば標準のイヤピースより高音域の抜けが良くなり、さらに低音域もタイトになったためより音像がわかりやすくなりました

ただし若干ノイズキャンセリング性能は落ちますので、ノイズキャンセリング性能の本領を発揮したい方はノイズアイソレーションイヤーピースの使用をおすすめします。

final Eタイプは高音域の特に刺激になりやすい部分をマイルドにしてくれるので、長時間音楽を聴く方にもおすすめです。

残念だった点2:1時間装着していると耳の軟骨が痛くなる

WF-1000XM3から装着感が改善されたのは間違いないのですが、それでも僕の耳では1時間装着していると耳が痛くなりました

例えばAirPods Proや、Noble AudioのFALCON2では全く感じていなかったので、単純に相性の問題かなと感じています。

具体的には、耳の下側とイヤホン内側の突起がずっと接したままの状態になって、痛みを伴っているみたいです。しかし、WF-1000XM3ほどの痛みはなく、全然我慢できるレベルではあります。

購入の際は、できれば実際にイヤホンを試着してみることをおすすめします。

装着時に本体を回し過ぎなければ痛くなりませんでした

上記の件ですが、どうやら耳に装着する時に本体を回しすぎていたことが原因みたいでした。

カナル型イヤホンはイヤピースを耳穴にはめてからクリっと本体を回して安定させますが、この時必要以上に回しすぎると耳の軟骨に強く接した状態になるため痛みを伴うみたいです。

装着方法を改善したら、1時間を超えても痛くなくなりました。

残念だった点3:タッチ操作できるポイントが狭い

これは盲点でしたが、実はタッチ操作で反応するエリアがかなり狭いです。

イメージとしては、赤枠の部分をピンポイントで押さないと反応しません。

WF-1000XM4本体
タッチが反応するポイント

WF-1000XM3は丸いエリアをどこでも押せば反応していたので良かったのですが、できればタッチで反応する部分だけでも平面にしたりガイドのラインを付けるなどしたほうがわかりやすかったですね。

「押す」ではなく「撫でる」で操作しやすくなりました

タッチ操作で反応するエリアが狭いのでたしかにピンポイントに押すことは難しいのですが、外側からタッチが反応するポイントまで指で「撫でる」ようにタッチするとかなりの確率で反応してくれるようになりました。

WF-1000XM4はAirPods Proからの移行も併用も満足できる機種

僕は普段AirPods Proを使用していますが、それは外音取り込み機能とノイズキャンセリング機能の質の高さ、何時間装着しても耳が痛くならない、iPhoneとの相性の良さが快適だからです。

今回WF-1000XM4を使用した第一印象としては、ケースを含めAirPods Pro並の快適性を得たことに加え、前作のWF-1000XM3の音質により深みを持たせた機種でした。

iPhoneユーザーでもDSEE Extremeのアップコンバートの恩恵は受けられますし、今AirPods Proを使用しているけど音質だけ満足できなかったという方にもかなりおすすめできる機種に仕上がっていると感じました。

ワイヤレスイヤホンを検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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この記事を書いた人
たいしょん

岐阜のTECPRESSO株式会社でWebエンジニアとして働いています。
1992年生まれ。学生時代は野球と演劇をしていました。元技能五輪全国大会Webデザイン競技愛知県代表。
Apple製品をはじめとするガジェットやウェブサービス、デザインなどに関心があります。
特技は後悔のしない買い物術です。

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