【作例あり】LUMIX G9 Proを猫撮りカメラマン視点でレビュー!マイクロフォーサーズ最高峰カメラの実力に迫る

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僕はブログの写真を基本的にOM-D EM-1 Mark2かRICOH GR3で撮影しています。特に最近は猫の撮影や結婚式の撮影が増えてきました。

カメラの活躍の場が増えてくると、サブ機が欲しくなりました。オリンパスの下位機種や他メーカーのカメラを検討していたのですが、オリンパスのカメラはEVFの解像感がイマイチでモチベーションが上がらないのと、他メーカーのカメラだとレンズ資産が皆無なので悩んでいました。

そんな時ふと思いました。

たいしょん

そういえばパナソニックのカメラならマイクロフォーサーズのレンズが共用できるよね

というわけで、現時点でパナソニックのマイクロフォーサーズフラグシップミラーレスのLUMIX G9 Proを購入しました。

LUMIX G9 Pro
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 動物認識AFで猫にすぐAFが合う
  • USBケーブルでバッテリー充電できる
  • バリアングル液晶で様々なアングルで撮影しやすい
  • オリンパスよりも抜け感がありシャープネスも自然
  • ファインダーが大きい
  • ジョイスティックは結構便利
  • UHS-II対応のSDカードスロットが2つ
  • アプリが使いやすい
デメリット
  • 向かってくる猫にはAFが間に合わないことも
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G9 Proを選んだ理由

G9 Proを選んだ理由は以下です。

  • 動物認識で猫撮りに最適だと感じた。
  • 人物撮影も「瞳」「顔」「頭部」「人体」でAF認識できるので結婚式の撮影に最適だと感じた。
  • マイクロフォーサーズなのでレンズの共用が可能。
  • レンズだけでなくオリンパスのストロボもPanasonicで互換性がある。
  • 防塵防滴、高速AF、大型レンズを使用しても持ちやすいグリップなど、OM-Dと併用しても違和感が少ない。
  • ボディ単体で6.5段分の手ブレ補正。
  • SSWFでセンサーにホコリがつきにくい。
  • 2018年発売で価格が値ごろになっている。
  • 未だにアップデートが続いており、先日も「頭部認識AF」が追加された。

1番の理由はOM-Dとの互換性です。レンズ資産やストロボの併用ができるのはマイクロフォーサーズの強みですね。また、パナソニックは人物撮影や動物撮影時のAFがトップクラスで、レリーズに集中できるのでより撮影が楽しくなりそうだと感じていました。

お店に何度も足を運んで「シャッターが軽すぎる」や「マイクロフォーサーズにしてはでかい」という事前情報を検証していました。個人的に、上記2点はむしろメリットにも感じたため、この不安が払拭できたことが購入につながりました。

G9 Pro
G9 Pro

G9Proにして良かったこと・メリット

動物認識AFで猫にすぐAFが合う

G9 Proの動物認識、初めて使うと結構感動します。

OM-Dではたまに動物の瞳を認識してくれる程度でしたが、G9 Proの動物認識は動物そのものを認識してくれるのでレリーズに集中できました。撮影が楽しいってこういうことですね。

この写真のシチュエーションでは、手前にもライトの被写体があるので迷うかなと思いましたが、しっかり猫を認識してAFしてくれました。タッチAFでもいいのですが、わざわざモニターをタッチするのも手間なのでシャッター半押しですぐ猫にAFが来るのは快感でした。

DIMEの記事によると、リスやカメなども認識してくれるそうです。このような検証があると、動物園に行ってみたくなりますね。

USBケーブルでバッテリー充電できる

OM-Dでストレスだったのが、USB経由で給電も充電もできないことです。EM-1 MK3では可能なのですが、このG 9Proでも充電可能です。

USB 3.0 Micro B端子なのですが、通常のMicro B端子でも充電可能です。

よく見るとフルサイズのHDMIケーブル端子もあり、汎用性の高さをうかがえますね。

バリアングル液晶で様々なアングルで撮影しやすい

猫撮影に必要不可欠なのが、猫と同じ視点で撮影することです。

その場合チルト液晶のほうが速く液晶を動かせるのですが、例えば他の用途で自撮りをしたり液晶部の保護の観点から個人的にバリアングル液晶のほうが好きです。

オリンパスよりも抜け感がありシャープネスも自然

オリンパスの画作りは、個人的に記憶色寄りでシャープネスが高くレタッチしなくても映える写真が取れる印象です。青空もかなり鮮やかになりましすね。

逆に言えばヌケ感のあるニュートラルな色を出しにくいので、レタッチがしにくいんです。

その点で行くと、G9 Proは「生命力・生命美」という画作りのテーマを掲げチューニングしているからか、自然な発色です。

「生命力・生命美」では、色は勿論、背景を含めて被写体以外もしっかりと写し撮る、人であれば血の通ったぬくもりを含めて全てを写し撮り表現する、というイメージをもっています。その“壮大さ”であったり、“被写体をしっかりと描写する”ということ、そういったものを一言で表したものが「生命力・生命美」になります。

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/1326243.html

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/1326243.html

と、分かりにくいのでJPEG撮って出しの猫の写真をいくつか載せてみます。

結構見たイメージに近い発色なんですよね。OM-Dだとカリカリに解像してくれるのでそれはそれでいいのですが、猫の毛の柔らかさや雰囲気をだすのにG9Proは1枚上手の印象です。

ファインダーが大きい

OM-Dとの一番の差がEVFです。約368万ドットの有機ELパネルを使っていて、綺麗かつ見やすいので写真撮影のモチベーションが上がります。

樽型の歪曲収差があると聞いていたのですが、撮影してると意外に気になりませんでした。

OM-DとG9Pro

OM-Dと比較するとこんな感じです。接眼部のゴムの大きさが倍ぐらい違います。

G9 ProのEVFを見たあとにOM-DのEVFを見ると、画面の小ささと解像度の低さが際立ちます。また、EVFだけでなくモニターの発色もかなり鮮やかで好きです。

ジョイスティックは結構便利

G9 Proにはジョイスティックがついていて、AFポイントの移動やメニューの移動、再生時の写真送りなどに使用できます。

斜めの入力には対応していないのですが、今の所特に気になっていません。

ファインダーを覗きながらAFポイントを移動する場合、モニターを指でなぞる、ジョイスティックで移動するという2つの方法が取れます。

片手で撮影している場合モニターをなぞるのは難しいので、片手だけで完結するジョイスティックは重宝しています。

UHS-II対応のSDカードスロットが2つ

OM-Dでは片方だけ対応だったUHS-II対応ですが、G9 Proでは2スロットともUHS-II対応しています。下記の3つの保存形式に対応しています。

  • バックアップ記録(両方のSDカードに同じデータを記録)
  • リレー記録(片方のSDカードか満杯になったらもう片方のSDカードに保存する)
  • 振り分け記録(2つのSDカードカードでRAWとJPEGの異なる形式のデータを保存する)

転送速度が速いと連射時のバッファが溢れにくくなるので、この機能も嬉しいですね。

アプリが使いやすい

LUMIX SyncというアプリでiPhoneに写真を転送できたりするのですが、これが結構使い勝手が良かったです。

実はこのアプリM1 Macbookでも使用できるので、Macbookに無線で写真転送も可能なんです。

オリンパスも同じようなアプリがあるのですが、なぜか毎回ペアリングが切れてストレスでした。それならSDカードスロットを抜いて直接転送したほうが速いです。

G9 Proは電源を入れてアプリでWi-Fi接続すればすぐに繋がってくれるので、接続の安定性の観点からも快適に感じました。

あと一歩な点

向かってくる猫にはAFが間に合わないことも

動物認識AFは優秀なのですが、向かってくる動物には間に合わないことがあります。

コントラストAFの限界なのか分かりませんが、ここの精度が上がればほぼパーフェクトな猫撮りカメラになるかなという印象です。

G9 Proは猫撮りに妥協したくないカメラマンに最適なカメラ

G9 Proは動物認識AFを搭載しており、猫にストレスなく合焦してくれるのでレリーズに集中しやすかったです。

また、マイクロフォーサーズということで被写界深度もほどほどなので、ピントを合わせやすいのも特徴です。

猫に限らず、人物撮影にもかなり高いポテンシャルを秘めたカメラなので、それこそ人と猫を同時に撮影される方にはこれ以上ないほどの名機なのではないでしょうか。

ピークデザインのカフのブラックとも相性がいいです。赤の差し色はいいアクセントになりますね。

たいしょん

LUMIX G9 Proは買ってよかったガジェットランキングTOP10にランクインしました。

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