TP-Link Deco X50 レビュー|最大150台まで接続できるメッシュWi-Fiルーター

本記事では、家電批評2022上半期ベストバイを受賞した今注目のメッシュWi-Fiルーター、Deco X50をレビューします。メッシュWi-Fiで死角のないネット環境が構築でき、最大150台の機器と同時接続できるためたくさんのガジェットとの接続に強いルーターです。

Wi-Fiルーターといえば黒くていかにも業務用なデザインが多いですが、今回ご紹介するDeco X50は白くてかなりスタイリッシュなのでお部屋に溶け込むデザインです。

また、1台ではなく2台以上のユニットを使用することで、ネットの範囲を広げられるので部屋の広さに応じて拡張しながら死角のないネット環境を構築できるすぐれもの。

たいしょん

主な特徴はこちらです。

Deco X50の主な特徴
  • デュアルバンド:高速のWiFi 6テクノロジーに対応し、両バンドで合計3000Mbps(2402Mbps + 574Mbps)の速度を実現します。
  • 遅延低減:4ストリーム(5GHz:2×2/HE160&2.4GHz:2×2)に対応しラグを減らします。
  • 快適な有線接続:3つのギガビットポートを搭載しているので有線接続にも困りません。
  • 広範囲をカバー:シームレスなメッシュWiFiで最大600㎡(3パック)をカバーします。
  • AIメッシュ:ネットワーク環境を賢く学習し、各ご家庭に合った理想的なWiFiを提供します。
  • TP-Link HomeShield:包括的なネットワーク保護・堅牢な保護者による制限・リアルタイムのIoT保護等でセキュリティを強化します。
  • かんたん設定:Decoアプリの画面表示に沿って進めるだけでOKです。

今回は、TP-Link Deco X50の特徴や実際の使用感、設定方法や実際の速度まで徹底レビューしていきます。

TP-Link Deco X50
総合評価
( 4 )
メリット
  • 充実した高速化技術に対応
  • メッシュWi-Fiで死角のないネット環境を作れる
  • 最大接続可能数150台
  • スタイリッシュなデザイン
  • アプリが簡単操作で分かりやすい
デメリット
  • IPv6 IPoEに対応していない
  • 価格は高め

本記事はTP-Link様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。

タップできる目次

Deco X50の概要

まず、TP-Link Deco X50の概要をご紹介します。

Deco X50の価格

Deco X50は、ユニットの数によって価格が異なります

1パック13,800円
2パック24,800円
3パック36,801円
2022年7月時点のAmazon参考価格(税込)

セールで安く購入できることもあり、例えば2パックはAmazonプライムデーやタイムセールなどで22,000円になることもありますので、チェックしてみましょう。

Deco X50のスペック概要

規格Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi速度5GHz:2402Mbps(802.11ax, HE160)
2.4GHz:574Mbps(802.11ax)
内蔵アンテナ2
Wi-Fi性能デュアルバンド
2×2 MU-MIMO
OFDMA
4ストリーム
有線ポートギガビットポート×3
Deco X50のスペック

Deco X50の開封と付属品チェック

まずは、開封して本体や付属品をチェックしていきます。

パッケージで推奨利用環境が分かるので、購入の際に決めやすいですね。ちなみに今回はDeco X50の2パックタイプで、3〜4LDKのおうちにぴったりなタイプです。

付属品は下記のものが揃っています。

  • Deco X50ユニット×2
  • RJ45 LANケーブル×1
  • 電源アダプター×2
  • かんたん設定ガイド×1

LANケーブルは1.2mの長さのものが付属しています。カテゴリーの記載はありませんでした。

電源アダプターは横向きに差し込むタイプです。

通常の2穴のコンセントであれば問題なさそうですが、電源タップによっては隣のコンセントに干渉しそうですね。

Deco X50の外観チェック

本体は筒型で、外部のアンテナもボタンも見られないシンプルなデザインです。

本体上部にスリットがあり、放熱性を高めています。

たいしょん

ルーターとは思えないほどおしゃれですね。

大きさと重量

大きさは「110 × 110 × 114 mm」と小型で、手のひらサイズです。

重量は実測値で485.13gでした。

Deco X50のポートとボタン類

Deco X50は、ギガビットポートが3つ搭載されています。実は上位機種のDeco X60より1つポート数が多いです。

また、ボタン類は底にあるリセットボタンのみというシンプル設計です。ほとんどの設定がアプリで完結しますので、本体側にボタンは必要ないという判断ですね。

Deco X50のインジケーターランプ

Deco X50の底にLEDで本体の状態を知らせてくれるインジケーターランプがあります。

LEDランプの色と意味
  • 黄色:起動中
  • :設定中
  • :問題なし
  • :問題発生
たいしょん

底にランプがあるので、まぶしくならないです。

Deco X50の機能レビュー

では、ここからはDeco X50の機能をレビューしていきます。

  • 充実した高速化技術に対応
  • メッシュWi-Fiで死角のないネット環境を作れる
  • 最大接続可能数150台

充実した高速化技術に対応

Deco X50は、快適な通信を実現するために複数の高速化技術を組み合わせています。

対応する高速化技術

  • Wi-Fi6/OFDMA
  • 内蔵アンテナ×2とビームフォーミング技術

1つ目のWi-Fi6は、これまでの規格にくらべて「高速・省エネ・高効率」の3点が優れています。

▲出典:https://www.tp-link.com/jp/wifi6/

Wi-Fi6の中でも、特に注目されている技術がOFDMAです。

OFDMAとは?

OFDMAは「Orthogonal Frequency Division Multiple Access」のことで、OFDMをベースにした無線通信⽅式の⼀種で、複数Userがサブキャリアを共有し、それぞれのUserにとって最も伝送効率のよいサブキャリアを割り当てる技術です。ざっくりいうと、通信の順番待ちが発生しない技術です。

といいつつめちゃ難しいですよね(笑)

たいしょん

例えると、今までは1つのケーキを食べるのに1ホールまるごと回しながら食べていたのに対して、OFDMAはホールを人数分に等分して同時に食べられるようになったということです。

Deco X50は上記の技術に対応することで、従来よりスムーズな通信を可能にしています。

Wi-Fi6対応機種はこちらです

  • iPhone11シリーズ以上
  • iPhone SE (第2世代)
  • Galaxy 20 5G
  • AQUOS R5G
  • Xperia 1 II

2つ目のビームフォーミング技術は、より電波を効率よく届かせるのに役立っています。

ビームフォーミング技術とは?

ビームフォーミングではWi-Fiに接続しているデバイスの場所や距離を検知して、それに見合った強さの電波を発信します。デバイスの環境に合わせて電波が届くので、従来の無線LANルーターを使うよりもWi-Fiが繋がりやすい状態になるのです。

たいしょん

ビームフォーミング対応機種の通信速度は、非対応機種より20%も速くなるとされています。

メッシュWi-Fiで死角のないネット環境を作れる

Deco X50は、TP-LinkメッシュというメッシュWi-Fi技術でより広範囲に死角のないネット環境を構築できます。

メッシュWi-Fiの機能

名前とパスワードは1つだけ

wifiのSSIDとそのパスワードは1つだけなので、家中どこでもシームレスなwifiを受信できます。

シームレスローミング

シームレスローミングにより、お家のどこにいてもネットワークに接続した状態を維持できます。ユニット間の切り替えが非常にスムーズなので、ストリーミング中に家の中を移動しても気になりません。

最適な経路選択

アダプティブルーティングを使用して、データに最適な構成と帯域を自動的に選択するため、常に最速の速度が得られます。

自己修復

メッシュwifiユニットの1つがダウンしてしまった場合でも、自動的に経路を変更してオンライン状態を維持します。

引用:TP-Link公式サイト

また、TP-Linkメッシュは、GoogleやNetgearなど主要なメッシュWi-Fi規格よりも優れていると言われています。

Model NumberTP-Link DecoNetgear OrbiGoogle WiFi
Wireless BackhaulTri-Band(2.4G+5G_1+5G_2)¹Single-Band(5G_1 Only)Dual-Band(2.4G+5G)
対応メッシュプロトコルIEEE 802.11k/v/rIEEE 802.11k/vIEEE 802.11s
完全なシームレスローミング××
APS(Adaptive Path Selection)×
IoT メッシュ××
バンドステアリング
AP ステアリング
セルフヒーリング
比較表

特にシームレスローミングは快適で、例えば「taishonwifi」というSSID(ネットワーク名)にしていれば1台目、2台目、3台目のどの機器に接続しても「taishonwifi」のまま接続できます

GoogleやNetgearでは、例えば1台目は「taishonwifi」、2台目は「taishonwifi2」のように異なるSSIDを設定しなければいけないので、切り替わる時に一瞬切れることがあります。それがないのはTP-Linkの魅力ですね。

たいしょん

AIメッシュで学習機能もついていますので、随時最適化されていきます!

最大接続可能数150台

Deco X50は、最大150台の機器と同時接続可能です。例えば同社のミドルクラスのWi-Fiルーター、Archer AX73は最大80台まででしたので、その倍近い機器を接続できる怪物級のスペックです。

たいしょん

これならオフィスのルーターとしても活用できそうですね。

Deco X50のあと一歩な点

Deco X50を使っていて、あと一歩と感じたデメリットも紹介します。

たいしょん

今まで同社のArcherシリーズのルーターを使用していたからこそ感じる事が多いです。

  • IPv6 IPoEに対応していない
  • 価格は高め

IPv6 IPoEに対応していない

Deco X50は、同社のArcherシリーズの多くの機種に対応しているIPv6 IPoEに対応していません。そのため、フレッツ光などで提供されている混線の少ない通信方式の恩恵を受けられません。

IPv6 IPoEとは?

IPv6 IPoEは、電話回線の時代からある通信方式をイーサネットに対応させたPPPoEと違い、イーサネットの利用を前提としています。
そのため、「生え抜き」という意味を込めて「ネイティブ方式」とも呼ばれることがあります。

PPPoEIPoE
接続可能なWebサイトIPv4のみIPv6のみ
通信速度
ネットワーク輻輳×
たいしょん

電話回線前提の方式から、純粋なインターネット接続専用規格になったイメージですね。

もし家が4LDK以内で、メッシュWi-FiにこだわりがないのであればArcherシリーズがおすすめです。

Archerシリーズがおすすめな理由
  • 機種によっては1万円以内で購入可能
  • IPv6 IPoEに対応し混線の少ない回線を使用できる
  • 機種によってはUSB対応で外部ストレージとしても活用できる
たいしょん

当ブログでは、上位機種に匹敵する通信性能を持ち価格も1万円を切る「AX55」を最もおすすめしています。

価格は高め

3〜4LDKの場合、Deco X50は最低でも2パック必要です。2パックになると24,800円と2万円を超えてくるので、コストパフォーマンスでいうとArcherシリーズのほうが良いです。

1パック13,800円
2パック24,800円
3パック36,801円
2022年7月時点のAmazon参考価格(税込)

先ほど紹介した4LDK対応のArcher AX55と比較してみましょう。

Deco X5024,800円
Archer AX559,800円
2022年7月時点のAmazon参考価格(税込)
たいしょん

1万円以上の価格差がありますね。

Archerシリーズも中継機を使えばOneMeshというDecoシリーズと同等のメッシュWi-Fi環境を構築できるので、コストパフォーマンスで言えばArcherシリーズと中継機の組み合わせのほうがいいでしょう。

Deco X50の設定方法

では、Deco X50の設定方法を説明します。あらかじめ、「TP-Link Deco」アプリをスマートフォンにインストールしましょう。

TP-Link DecoアプリはiOSとAndroidのみ対応しています。

TP-Link Deco

TP-Link Deco

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STEP
電源と有線LANを接続

まずは、Deco X50本体に電源ケーブルとモデムに接続されている有線LANケーブルを接続します。

たいしょん

このあたりはTP-Link Decoアプリでも画像つきで案内されますよ!

STEP
設置位置とインターネット接続タイプの設定

次に、Decoの設置位置を登録します。メッシュWi-Fiで複数箇所に設置するので、後で確認した時に分かりやすい名前を使用しましょう。

次に、インターネット接続タイプを設定します。こちらは各プロバイダーの資料を確認して設定したほうが確実ですが、後から設定の変更ができるのでとりあえずそのまま次に行っても問題ありません。

STEP
Wi-Fiのネットワーク名とパスワードを設定する

次に、Wi-Fiのネットワーク名とパスワードを設定して接続します。

STEP
設定完了

これで設定完了です。

たいしょん

説明書いらずで、アプリの案内だけで完結するので便利です。

Deco X50の通信速度・範囲検証

では、ここからは実際に通信速度、範囲を検証していきます。

前提条件
  • 使用端末:M1 Macbook Air(ごめんなさい検証のために一瞬トイレにも連れていきます)
  • 楽天ひかり IPv4使用
  • 木造建築
  • 混みやすい昼間の12時に計測
  • fast.comで計測(https://fast.com/ja/

ざっくりとした家のレイアウトです。

TP-Link Archer AX73のレビュー記事です。Wi-Fi6やIPv6対応など、最新の規格に対応しつつコストパフォーマンスにすぐれたWi-Fiルーターです。
家のレイアウトとルーターの位置

まずは子機を使わず1台のみで計測してみました。昼間の計測結果はこちらです。

場所下り上り
自室270Mbps150Mbps
ルーターのある部屋310Mbps340Mbps
トイレ50Mbps20Mbps
昼間の結果
たいしょん

1台だけだと1階の速度がかなり落ちますね。

次に、2台目のユニットを子機として使用し、1階のリビング(オレンジの箇所)に置いて再度速度を計測してみました。

家のレイアウトとルーターの位置

計測結果はこちらです。

場所下り上り
自室300Mbps170Mbps
ルーターのある部屋320Mbps360Mbps
トイレ180Mbps200Mbps
昼間の結果

子機を使用することで、トイレの下り、上りともに100Mbps以上の速度改善が見られました。

たいしょん

2階建てなら最低でも2パックがいいですね。

Deco X50とDeco X60の性能比較

Deco X50の上位機種にあたる、Deco X60と性能比較してみましょう。

機種名Deco X50Deco X60
規格Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a (5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi速度5GHz:2402Mbps(802.11ax, HE160)
2.4GHz:574Mbps(802.11ax)
5GHz:2402Mbps(802.11ax)*W52&53のみ
2.4GHz:574Mbps(802.11ax)
内蔵アンテナ24
Wi-Fi性能デュアルバンド
2×2 MU-MIMO
OFDMA
4ストリーム
デュアルバンド
2×2 MU-MIMO
OFDMA
6ストリーム
有線ポートギガビットポート×3ギガビットポート×2
Amazon参考価格24,800円26,555円
Deco X50とDeco X60の性能比較

両者の価格差は1,755円ですので、有線接続を優先するか無線接続の性能を優先するかで選んでも良いでしょう。

Deco X50がおすすめな人
Deco X60がおすすめな人
  • 有線でより安定した通信を実現したい人
  • 価格を少し抑えたい人
  • ワイヤレスでより安定した通信を実現したい人
  • 価格より性能重視の人

Deco X50のレビューまとめ

Deco X50をレビューしました。Wi-Fiルーターに見えないほどスタイリッシュなデザインで、部屋のインテリアとしても溶け込みやすいです。

メッシュWi-Fi技術で部屋の広さに応じてユニット数を増やすことでネットの範囲を拡張できるので、今まで家が広くてネットが繋がらない場所がある方には特におすすめできるルーターでした。

メリット
デメリット
  • 充実した高速化技術に対応
  • メッシュWi-Fiで死角のないネット環境を作れる
  • 最大接続可能数150台
  • スタイリッシュなデザイン
  • アプリが簡単操作で分かりやすい
  • IPv6 IPoEに対応していない
  • 価格は高め

Deco X50をおすすめできる人

Deco X50は、下記の方におすすめできるWi-Fiルーターです。

  • Wi-Fi6に対応している端末を持っている
  • 4LDKぐらいの家に住んでいて現在の通信速度に不満がある
  • あまり説明書を読まない派
  • Wi-Fiに繋ぐ機器が多くなっても通信速度の低下を防ぎたい
  • 安物のルーターを購入して後悔したくない
  • 業務用感の少ないおしゃれなルーターを探している
たいしょん

家中を死角のないネットで満たしたい方は、ぜひお試しください!

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