皆さんは、ちゃんと在宅を楽しんでいますか?緊急事態宣言が発令された今では、なかなか外出もままなりません。私はiPadのおかげで充実した在宅ライフを送っていますが、iPadを選択するときに様々な選択肢があり悩みました。
そんな中で、私がどのようにiPadを選んだか、私と同じような悩みを持っている方の後押しができればと思い連載を始めようと思います。
ちなみに買い物は悩んでいる間が一番楽しい派です(笑)
セルラーモデルとWiFiモデルは何が違う?
では、まずセルラーモデルとWiFiモデルの違いからご説明します。
価格が違う
まずは、価格が違います。11インチiPad Pro 128GBで比較してみましょう。
モデル名 | 価格 |
---|---|
セルラーモデル | ¥101,800 (税別) |
WiFiモデル | ¥84,800 (税別) |
単純計算で16,000円ぐらい違います。値段のみで考えれば、WiFiモデルは捨てがたいですね。

SIMカードスロットがあるかないか
これは、例えばiPadでiPhoneのようにモバイル通信ができるかどうかという違いです。SIMカードを入れることができれば格安SIMでも通信ができますし、何よりWiFiルーターを持ち運ぶ必要もありません。また、iPad ProはeSIMに対応していますので、そもそもSIMカードすら入れる必要はありません。

GPSセンサーを内蔵しているか
セルラーモデルは、GPSを内蔵しています。つまり、地図アプリや位置情報を扱うアプリを使用する際に強いです。WiFiモデルはWiFiに繋げば一応位置情報を扱うことができますが、正確性には欠けます。
9割の人はWiFiモデルを買えば満足できます!
さて、ここまで違いをご説明してきましたが、私の結論をご説明します。
ずばり、世の中の9割の方はWiFiモデルを選択すれば満足できます。では、なぜそう言い切れるのかご説明します。
結局モバイル通信は初めだけで、使わなくなった
私はIIJのeSIMを使用してiPad Pro12.9インチを使用していました。月500円ぐらいで6GB 使い放題の特別プランを3ヶ月ほど契約し、セルラー版のメリットを活かそうと思いました。
しかし、以下のような点で途中から使わなくなりました。
- 6GBで速度制限がかかるので、動画を見る際にも気を遣ってしまう。
- 月々別途通信量がかかる割に利便性が高いと思う場面が少なかった。
- 結局WiFiに繋げて使うことが多くなった。
- もっというとiPhoneにテザリングでも問題なく、むしろ楽天モバイルで1Mbps使いたい放題なのでこちらでもいいのではと感じてしまった。
結局の所、iPad用にSIMを契約してもWiFiにつないだほうが安心感がありますし、外出先で頻繁に使うこともないので別途通信契約するほどでもないと感じるようになりました。
12.9インチだからということもあるかもしれませんが、正直なところ別途無制限のモバイルWiFiをつなげたほうが利便性は高いし、他の通信機器とも併用できるのでそちらのほうが便利です。
また、近年5Gという高速データ通信が可能な技術も発達してきていますが、iPadはまだセルラー版でも5Gに対応していません。つまり5G通信を行いたい場合、いつか発売するであろう5G対応のiPadを購入する必要が出てきてしまいます。ちなみにモバイルWiFiでは「THE WiFi」を始め5G通信へのアップデートを宣言している業者も出始めてきています。そのようなWiFiを別途契約しiPadを繋げば実質5G通信ができるので、本体の性能に依存しなくても良くなります。
つまり、WiFiモデルでも不便に感じないわけです。

GPSをiPadで使用する場面は極めて少ない
ポケモンGOをiPadでやる方は別ですが、そんなに大画面でやるゲームでもないですよね。
また、外出先でマップを見るときも、結局スマートフォンで見てしまいます。というのも、旅行などでは片手で何かを持っていることが多く、両手で持つ必要があるiPadは使わないことが多いです。
ですので正直なところ、GPSを内蔵していなくても問題ないです。
16,000円あればキーボードが買える
セルラーモデルとWiFiモデルは価格差が16,000円あるということもご説明しました。
この価格差があると何ができるかと言うと、キーボードが購入できます。私はセルラーモデルとWiFiモデルは迷いましたが、キーボードは即決で購入しました。なぜなら、文字が打ちやすいこと、iPad本体を頑丈に守ってくれるからです。ちなみにおすすめはロジクールのキーボードです。

現在は14,000円で購入できますので、差額を考えれば2,000円のお釣りが返ってきます。
2020年5月現在は11,636円で購入可能です。レビュー記事も書かせていただきました。
もし12.9インチモデルをご使用の方は、ダントツでInateckのキーボードケースがおすすめです!
セルラーモデルの利便性にあまりメリットを感じない方は、キーボード購入に資金を充てることもご検討ください。
セルラーモデルを中古で購入した場合赤ロムになってSIMカードが使えなくなるリスクがある
iPadを新品ではなく中古で購入したのですが、赤ロムという症状に陥りSIMカードが使えなくなりました。赤ロムとは、ユーザーの割賦販売の支払いが滞ったり、前ユーザーやキャリアの遠隔ロックにより利用ができなくなることです。
中古商品の場合、実はまだ完全に割賦支払いが済んでいない場合があります。つまり、赤ロムになる可能性がまれに発生します。
ただし幸いなことに僕が購入したゲオモバイルさんでは「赤ロム永久保証」という制度があり、同等品と交換、もしくは返金対応していただけます。
これはあくまで中古で購入した場合ですが、もし赤ロム保証していない店舗で購入して赤ロムになった場合SIMカードが使えなくなるので実質WiFiモデルと同じです。
このようなリスクがあるので、中古で購入するときもWiFiモデルのほうが少し安心感があります。
なぜネット上でセルラーモデルがちやほやされているのか
ネット上でこの手の記事を見ると、多くの方がiPadのセルラーモデルを勧めています。それはなぜかといいますと、セルラーモデルが優れていることを閲覧しているユーザーに信じ込ませて「格安SIMのアフィリエイトリンクに誘導したいから」です。色々なサイトを見ますと、セルラーモデルを称賛する記事とセルラーモデルにぴったりな格安SIMの紹介記事を合わせて書いているメディアが見られます。
確かにお金を出せるのであれば、WiFiモデルよりもセルラーモデルのほうが機能的に優れています。ただし、正直通信周りとGPSを除けばできることは同じです。
ネットの意見のみに振り回されるのではなく、自分の予算、求めている機能とのバランスがとれたモデルを選択するようにしましょう!
セルラーモデルが必要な残り1割の人はこんな人
ミニマリスト
ミニマリストとは、不要な持ちものを減らして自分に必要な最小限のものだけで暮らす人のことを指します。つまり、モバイル端末はiPadだけがいい!!という方はセルラーモデルを購入すれば幸せになれるでしょう。
絶対にモバイルWiFiを使いたくない人
例えば私は最近どんなときもWiFiというサービスを使用しましたが、1ヶ月以上通信障害が続き悲惨な目にあいました。
モバイルWiFiはメリットが大きいですが、特にeSIMの技術は中国が特許を持っている都合上日本のエンジニアが手出しできない関係にあります。
物理SIMであれば通信障害の問題に悩まされることも少ないと思いますし、別途ルーターを持ち運ぶこともないのでいいですよね。
キャリアの割引が使える人
ドコモやソフトバンクでもiPadが購入できますが、多くの場合何かしらの割引が適用されることが多いです。また、キャリアで購入する場合必ずセルラーモデルとなります。
ですので、キャリアの割引率が高く、そこに魅力を感じる方であればセルラーモデルも十分選択肢に入ってきます。
結論:WiFiモデルを選べば間違いないです
上記の説明で、WiFiモデルを選べばセルラーモデルとの価格差でキーボードを購入できますし、モバイルWiFiを契約すればそれでほとんど事足りるということは納得いただけると思います。ですのでWi-Fi + Cellularモデルを購入できる資金があるのであれば、下記の2点をおすすめします。
- WiFiモデルを購入する
- キーボードを購入する
セルラーモデルを購入して若干の後悔があるからこそWiFiモデルが若干羨ましいということもあるので、ぜひご参考にしていただけると幸いです!
最もおすすめのiPadは?
ちなみにコストパフォーマンスを考えるとおすすめはダントツでiPad Airです。
新型iPad Airは最高で256GBの容量まで選択することができますが、仮にWi-Fi + Cellularモデルを購入しても94,800円(税抜)と10万円を切ってきます。
さらにiPad Proでは選択肢が限られていたカラーリングも5色に増え、より個性を出せる仕様になっています。最新のA14 Bionicチップを内蔵していますので、iPad Proと遜色ない処理速度で使用できることも大きなポイントですね。
また、第2世代のApple Pencilを使用できますので、後々iPad Proを購入したくなってもApple Pencilを共有できるようになりました。今までは第1世代のApple Pencilしか対応していなかったので、より先進的な感性を持っている方は最新型のiPad Airが最も適しています。
