XGIMI Halo+ (plus)レビュー|900ANSIルーメンで性能に妥協なし!前機種Haloとの違いは?


こんにちは!プロジェクターが大好きなたいしょんです!
コロナ渦で在宅生活が増えたこともあり、モバイルプロジェクターが流行ってますよね。
僕も「XGIMI MoGo Pro+」というモバイルプロジェクターをしばらく愛用していました。
ただし小型ということもあり、少し明るさに不満があったんです。
今回はモバイルプロジェクターでも性能に妥協したくない方におすすめな、「XGIMI Halo+(エックスジミー ハロ プラス)」をレビューします。
前作XGIMI Haloとの違いや、実際に投影した映像、活用方法も徹底レビューしますので、ぜひ最後までお付き合いください!


XGIMI Halo+ (plus)の主な特徴


- 上位のホームプロジェクターと同等の映像エンジン、かつ最高900ANSIルーメンでモバイルプロジェクター史上最高の画質を誇ります。
- 垂直水平方向の自動台形補正や障害物検知など、様々な便利な補正技術を搭載しています。
- harman/kardonの5Wスピーカー2基を内蔵。外部スピーカーなしでも迫力のある音質を実現しています。
スペック
まずはXGIMI Halo+のスペックを紹介します。
サイズ(高さx幅x奥行) | 113.5 x 145 x 171.5 mm |
重さ | 1.6kg |
解像度 | 1920 x 1080 |
入力可能な映像解像度 | 2K/4K |
投影方式 | DLP |
明るさ | 900 ANSI ルーメン |
投影技術 | HDR10 |
入力ポート | DC x 1 HDMI 2.0 x 1 USB 2.0 x 1 |
出力ポート | 3.5mm headphone x 1 |
WiFi | Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0/BLE |
XGIMI HaloとXGIMI Halo+の違い
XGIMI Halo+は、すでに発売されているXGIMI Haloの後継機種です。
ここで両機種の違いを比較してみましょう。
製品名 | Halo | Halo+ |
製品写真 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
発売日 | 2020年7月2日 | 2022年3月1日 |
価格(税込) | 96,800円 | 99,880円 |
搭載OS | Android TV 9.0 | Android TV 10.0 |
サイズ | 113.5×145×171.5mm | 113.5×145×171.5mm |
重さ | 1.6kg | 1.6kg |
投影方式 | DLP | DLP |
投影サイズ | 30~300インチ | 60〜120インチ |
明るさ (輝度) | 800ANSIルーメン | 900ANSIルーメン |
投影解像度 | フルHD(1080p) 1920 x 1080 (1080p) | フルHD(1080p) 1920 x 1080 (1080p) |
画像処理 | HDR10 | HDR10+/XVUEイメージエンジン |
台形補正 | 垂直補正は自動 水平補正は手動 | 水平垂直とも自動 |
障害物回避 | × | ◎ |
高速AF (自動フォーカス) | ○ | ◎ ToFセンサー |
MECE (モーション補正) | × | ◎ |
低遅延モード | × | ◎ |
バッテリー | 最大4時間 省エネモード時 | 最大3時間 省エネモード時 |
端子類 | HDMI/最大4K解像度/USB2.0端子/3.5mmステレオミニのヘッドホン出力用 | HDMI/最大4K解像度/USB2.0端子/3.5mmステレオミニのヘッドホン出力用 |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
スピーカー オーディオ | Harman/Kardon 5W×2基 | Harman/Kardon 5W×2基 |
- Android TV 10.0搭載
- 900ANSIルーメンの明るさ
- 台形補正は水平・垂直ともに自動
- 障害物回避・ToFセンサー搭載の高速AF
- MECEや低遅延モードなどゲームに特化した機能



これだけの差があって価格差は3,000円なので、特にゲームをされる方はXGIMI Halo+がいいですね!


開封レビューと付属品チェック
では早速開封していきましょう。
パッケージはApple製品を思わせるようなシンプルで上品なデザインです。


付属品は下記の6点です。
- プロジェクター本体
- Bluetoothリモコン x1
- 充電ケーブル x1
- 充電器 x1
- マニュアル
- 保証カード


説明書は日本語で解説されており、リモコンのペアリング方法など細かいところまでしっかり説明されています。


リモコンは白いボディに黒いボタンで、暗い部屋でも視認しやすくなっています。


リモコンは単4電池2本で駆動します。電池は輸送での安全性を考慮し、付属していないということでした。


電源アダプターは少し大きめです。サイズは大体iPhone 13 Proより一回り小さいサイズでした。


外観レビュー
ここからはXGIMI Halo+本体の外観をレビューしていきます。
メタリックな外装にスピーカーグリルが良いアクセントとなって、高級感がある外装です。


正面は、自動台形補正用のキーストーンセンサーが内蔵されています。


大きさは113.5×145×171.5mm。
iPhone 13 Proより2周り大きいぐらいで、らくらく片手持ちできます。


背面は電源ボタンの他に、下記のポートを備えています。
- DCポート
- オーディオ出力端子
- HDMI2.0
- USB-A(2.0)





USBポートはマウスやゲーム用のコントローラーが接続できますよ


オーディオはHarman Kardon製の5Wスピーカーを搭載しています。


上部はタッチ操作可能なコントロールパネルになっており、音量の調整、再生・一時停止が可能です。


底部には三脚ネジとスタンドがついており、角度調整も簡単にできます。




机などプロジェクターを置けるスペースがない場合は、三脚を使用すれば便利です。
僕はXGIMI 2WAYスタンドを使用していますが、折りたたんでかなりコンパクトになるので持ち運びに便利です。






使用感レビュー
ここからは、実際にXGIMI Halo+を使用してみて感じたことをレビューしていきます
900ANSIルーメンと100インチを超える圧倒的な映像体験
XGIMI Halo+の魅力は、映像美です。
ポータブルプロジェクター史上最高の明るさの900ANSIルーメンで、映画館でも活用されているDLPシネマグレード技術を搭載していますのでまさに自宅が映画館になります。


実際に投影した映像の写真をご覧ください。









どの映像も惚れるぐらい鮮やかでキレイです
数値上では同社のモバイルプロジェクターMogo Pro+の300ANSIルーメンの3倍明るいことになりますが、確かにかなり明るいです。


明るさ以外にも、様々な画像処理機能が作用しています。
- X-VUE 2.0画像エンジン・・・10BitでDCI P3 110%に対応。色の鮮明さやリアルさを向上させてくれる画像処理エンジン。
- MEMC・・・フレーム補完技術で30fpsを60fpsにしてくれる。
- HDR 10 x HLG・・・高いコントラストで映像表現が可能。
上位機種のホームシアター、XGIMI HORIZON Proに搭載されている技術を惜しげもなく搭載している点で画質に妥協はありません。
また、プロジェクターならではの大画面も魅力です。
100インチサイズで投影してみましたが、ご覧の通り両腕をめいいっぱい伸ばした長さと同じぐらいの大画面です。





普段見ているYoutube動画も映画みたいに見えますね。
斜めから映像を見ても色褪せることなく鮮明なので、大勢で映画鑑賞も楽しめます。


Harman/Kardon社の独自チューニングで臨場感がある
映像もすごいですが、実は音質にもこだわって作られています。
「Harman/Kardon」という、高級車のスピーカーにも採用されるようなオーディオメーカーが監修した5Wのスピーカーが2基搭載されています。





外付けスピーカーはいらないぐらい迫力ある音質です
もっと自分だけの世界に浸りたい、夜に寝ている方の邪魔をしたくない方はヘッドホンも使用できます。あるいは、外部スピーカーに接続することも可能。
Bluetooth接続、イヤホンジャック接続の両方に対応していますので、お好みのスタイルに合わせて使用できます。







Bluetoothで音声の遅延もほぼ感じませんでした。
XGIMI Halo+で使っているおすすめヘッドホン


Android TV 10.0を搭載
XGIMIのプロジェクターはAndroid TVを内蔵していますが、XGIMI Halo+では最新のAndroid TV 10.0がプリインストールされています。


僕はSONYのテレビを使っているので馴染みがあるのですが、スマートフォンでも有名なAndroidがテレビに入っているということで、アプリの拡張性が高いです。
有名なVODならほぼXGIMI Halo+内で楽しめます。
また、AndroidなのでGoogleアシスタントも使えます。



今日の東京の天気を教えて!


リモコンでGoogleアシスタントのマークを押すだけで起動しますので、「OK Google」と話さなくてもいい点はスマートですね。


様々な自動補正機能が便利
XGMI Halo+は画質も音質もAndroid TVによる機能性も抜群ですが、様々な補正機能の便利さも見逃せません。
例えばAIによる「障害物検知機能」です。このように投影する場所に障害物があると、観るときに邪魔ですよね。しかし家によっては、タンスなどどうしても移動させることが難しい障害物もあるでしょう。



XGMI Halo+なら、投影する場所に障害物があった場合自動で判別し重ならないように補正してくれます
ということで、実際に投影する壁に障害物を置いて実験してみました。


では、実際の補正中の画像をご覧ください。



補正機能すごすぎる!
実は電源を入れて投影した際に、下記の動作を一気に行います。
- 台形補正(垂直水平両方)
- オートフォーカス(自動的にピントを合わせる)
- 障害物検知
モバイルプロジェクターは持ち運べるという性質上、様々な場所に投影します。
そのたびに手動で台形補正、ピント合わせ、障害物の移動を行っていたらかなり手間ですよね。
外に持ち運ばなくても、例えば天井に投影して星空を見るような使い方もこの様々な補正機能のおかげでかなり楽にできます。





寝ながらプラネタリウムなんかもいいですね。
ゲームモード搭載で26.5msと遅延が少ない
XGMI Halo+はゲーマーにも配慮しており、「ゲームモードブースト」を搭載しています。遅延は26.5msです。
この数値は上位機種のXGIMI HORIZON Proのゲームモード時、35msよりも速い数値で、上位機種よりもゲームに向いていると言えます。



参考として、画質優先のテレビは100ms前後のものが多いです。


遅延が少ないと何が良いのかというと、コントローラーから入力された信号が映像に早く反映されるため、リズムゲームやFPSなどタイミングが重要なゲームで有利になります。


Nintendo Switchで「Pokémon LEGENDS アルセウス」を遊んでみましたが、気になるほどの遅延は感じられませんでした。



迫力も抜群です
静音性も高い
プロジェクターは性能が高くなればなるほど内部に熱を持ちやすいので、ファンの音もうるさくなりがちです。
しかしXGIMI Halo+は静音性も抜群。


実際にXGIMI Halo+のすぐそばで騒音を計測した結果、「32dB」と空気清浄機の「弱」並の騒音でした。



作品に集中できますね!
バッグに入るコンパクトさがいい
XGIMI Halo+はモバイルプロジェクターということでかなりコンパクトです。
奥行や高さはiPad miniより小さめ、横幅はiPhone13 Proより1周り大きいぐらいの大きさです。




試しに普段使用しているバッグに入れてみましたが、しっかり収納できました。





ボディが縦に長いので、バッグに入れやすく取り出しやすいです!
XGIMI Halo+のデメリット
ここからは、XGIMI Halo+を選ぶ際のデメリットをご紹介します。
価格が高価
XGIMI Halo+は、価格が99,880円と高価です。
あと3万円出せば、上位機種のXGIMI HORIZONが購入できます。
製品名 | XGIMI Halo+ | XGIMI HORIZON |
価格 | 99,880円 | 129,800円 |
明るさ | 900ANSIルーメン | 2200ANSIルーメン |
スピーカー性能 | 5W x 2 | 8W x 2 |
バッテリー | 内蔵 | なし |
解像度 | フルHD | フルHD |
持ち運ぶ必要がなく、より大画面で明るく楽しみたい方はXGIMI HORIZONのほうが満足できそうです。




明るいとはいえ昼間の明るい室内での使用は厳しい
900ANSIルーメンとはいえ、昼間の明るい室内での使用は厳しいです。
この点は投影するスクリーンが明るい分コントラストが落ちるので、どのプロジェクターにも言えることですね。





昼間でもカーテンを締め切っていればキレイに見えますよ!
他社のモバイルプロジェクターと性能比較
ここまでXGIMI Halo+の性能について解説しましたので、他社の10万円以下のモバイルプロジェクターとも比較してみました。
製品名 | XGIMI Halo+ | BenQ GS50 | Anker Nebula Mars II Pro | LG PF50KS |
---|---|---|---|---|
製品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
明るさ | 900 ANSIルーメン | 500 ルーメン | 500 ANSI ルーメン | 600 ANSIルーメン |
搭載OS | Android TV 10.0 | Android TV 10.0 | Android7.1 | 独自OS |
自動台形補正 | 縦横方向の自動台形補正 | 縦横方向の自動台形補正 | 垂直方向のみ | 垂直方向のみ |
オートフォーカス | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
スピーカー性能 | 5W x 2 Harman/Kardon | 2.1 チャンネルチャンバースピーカー 5Wx2 & 10W ウーファー | 10W x 2 | 1W x 2 |
サラウンド技術 | DTS-HD & DTS Studio Sound Dolby | なし | なし | なし |
バッテリー持続時間 | 最大3時間 省エネモード時 | 2.5 時間バッテリー(6000mAh/11.1V) | 約3時間 (バッテリーモード使用時) | 最長2.5時間 |
解像度 | 1080P | 1080P | 720P | 1080P |
Amazon参考価格 | 99,880円 | 82,627円 | 69,800円 | 58,700円 |
結果として、スピーカーのワット数を除いてすべての項目で同価格帯のモバイルプロジェクターより優れているという結果になりました。



性能に妥協なしです。
XGMI Halo+(プラス)の総合評価
XGMI Halo+は、モバイルプロジェクターでありながら映像性能に妥協しないかなり満足度の高いプロジェクターでした。
バッテリー内蔵ですので、キャンプはもちろんのこと、家の好きな場所に持ち運んで気軽に大画面が楽しめます。
今まで300ANSIルーメンのモバイルプロジェクターを使っていて少し明るさに不満があったのですが、XGIMI Halo+に出会ってこれまでのモバイルプロジェクターのイメージが変わりました。
10万円前後の価格なので決して安価な機種ではありませんが、バッテリー内蔵でコンパクト、かつ900ANSIルーメンというモバイルプロジェクター史上最高の明るさという唯一無二なプロジェクターです。





画質に妥協したくない方はぜひお試しくださいね!


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先着になりますが、XGIMI Halo+と1万円相当の純正スタンドがセットで価格据え置きの99,800円で販売されています。



もしこの記事で気になった方はお早めに!







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